今週は「受難週」。呼び方は「イースターの週」だったり「静かな週」だったり様々ですが、イースター直前の1週間で、デンマーク・スウェーデン両国とも学校はお休み。祝日は翌週月曜まで続くので、子供たちにとっては10日間の超大型連休です。

今日、イースター直前の木曜日は「聖木曜日」あるいは「洗足木曜日」と言われる日。イエスが最後の晩餐をした日、と言うと分かりやすいかもしれません。半祝日扱いの日で図書館など公共の施設が早く閉まったりします。そして明日金曜日は受難の日、言わずと知れたイエスが十字架にかけられた日で、その後復活した日、日曜日がイースターの日となります。金曜日から月曜日まで全日祝日、と言うわけです。

イースターに向けていろいろな伝統があることは以前少し書きましたが、今日は「羽飾り」について。
スウェーデンの街を歩くとカラフルな羽がくっついた枝に出くわします。店舗の前に飾ってあったり、公園の木に羽がくくり付けてあったり。

Påskris(ポスクリース)と言う名が付いているこの飾り。もともとは飾りのない木の枝(カバノキ)だけで、イエスの苦しみの象徴として互いの体を叩き合ったとのこと。そうすることで同時に健康や幸運のおまじないにしたのだとか。それが時を経て叩き合う習慣は消え去り、いつしか飾りをつけるようになったそう。飾りは羽だけではなく、卵のオーナメントだったり、ニワトリやヒヨコの手作りフィギュアだったり。言わばクリスマスツリーのイースター版だとか(情報、写真ともにWikipediaより https://sv.wikipedia.org/wiki/P%C3%A5skris)。

ただこの羽飾り、最近になって生きている鳥からむしり取られたものが使用されていることが発覚。しかもスウェーデン国内の鳥たちではなくアメリカや中国の鳥たちが犠牲になっているとのこと。これを受けて、飾りはプラスチックの物で代用し、本物の鳥の羽を買うのをボイコットする動きが全国で出てきています。南スウェーデンの都市、ルンドでは市全体をもって鳥の羽は使わない宣言もしています。

カラフルで可愛いな~なんて何気なく眺めてましたが、悲しい裏側があった模様。これで鳥たちの受難も終わると良いのですが…。