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スカンジナビアの南端より

小さなニュースや観光名所などをご紹介します


DRコンサートホール

デンマーク Posted on Nov 19, 2017 11:07:06

DR(デンマークの国営放送局)には大きなコンサートホールがあります。
適当な画像が見つからなかったのでこちらからどうぞ。
https://da.wikipedia.org/wiki/DR_Koncerthuset#/media/File:Copenhagen_Concert_Hall.jpg

一見、工事中?と思いますがこれは完成した姿。
フランス人建築家Jean Nouvel(ジャン・ヌヴェル)によるもので、デンマークの小説「スミラの雪の感覚」の一場面、グリーンランドに落ちた隕石から着想を得たのだとか。表面を覆う青色スクリーンはカーテンのように開閉可能。夜はライトアップもされます。

曰く付きの建物で、3年の延長期間を経て2009年に完成。予算もその分大幅オーバー(なんと250%増!)。当時の会長が責任を取って辞職、多くの職員も解雇されるという事態に…
というなんとも悲しい背景があるのですが、それはさておき。

ロビーに入るとこのような感じ。

コンクリートとガラス、そして鉄の支柱。

一番大きなホール。

ホールの音響は日本人音響設計家の豊田泰久氏が手掛けています。

客席が舞台をぐるっと囲むような作りになっています。ちなみにこの写真はオーケストラの後ろ側、一番上の席からの眺めです。この角度の席だと指揮者の表情なんかを見ることができて楽しいのですが、間近にあるティンパニやホルンの音がよーく聞こえます(聞こえすぎます💦)。普段聞けないパート音が聞こえるのはそれはそれで面白いのですが、音はやはり正面から聴いた方がバランスよく楽しめるようです。



ビール粥?

デンマーク Posted on Nov 27, 2016 15:38:35

今日はデンマークで一番古くからあると言われる料理をご紹介。
さて、これは…??

Øllebrødと言います。発音が難しすぎてカタカナ表記も不可能なのですが(苦笑)あえて書きますと「ウルブロ」みたいな感じになります。デンマーク語でølはビール、brødはパン、ということで、中身は名前のまんま。ビールでパンを煮込んだお粥です。

料理と言うには簡単すぎなのですが、もともとこれは節約料理のひとつで、800年も前にさかのぼる中世の時代、前日の夕食で残ったパンとビールを翌朝の朝食にしていたというのがルーツのようです。

当時パンはもっぱらライ麦パン(黒パン)で、さらに水の質が大変悪かったために生水を飲む習慣がなく、飲み物と言えばビール。ビールとは言っても、アルコール度数が非常に低いタイプが飲まれていました。

ライ麦パンには栄養がいっぱい。腹持ちも良いので、日々肉体労働を行っていた当時の人々には、仕事前にパワーが充填できる良い食べ物だった、というわけです。しかも前日の残り物ですから、無駄もない。

ところで肝心の味はと言いますと・・・ライ麦パンがお好きな方は、美味しく召し上がっていただけるのでは。あの酸味が苦手な方は、結構辛いと思います(笑)。

材料はライ麦パンとビール(ほとんどの場合hvidtølヴィットウル=甘みのあるライトビール)、水、砂糖。食べる時にホイップクリームを添えたり、生クリームをそのままかけたりすることもあるようです。卵の黄身を加える、なんていうレシピも。現代人にとっては少々カロリーオーバーかもしれませんが、1日中おなか一杯でいられること間違いなしです。
(今回は時期的なこともあり、写真のJuleølユールウル=クリスマスビールを使用。nisseølニッセウル=小人のビールとも呼ばれる、アルコール度数1.7パーセントの甘みの強いビールです)

これはあくまでも家庭で作られる料理ですので、レストランで食べるような料理ではありません。ごくごくまれに、ホテルの朝食に登場したり、会社の食堂で出されたり、ということはあるようですが。ドイツやイギリス、ノルウェーにも似たようなものがあるのだとか。

というわけでちょっと面白い料理(?)のご紹介でした。

※ところで今回のøllebrødは、デンマーク人の知人(少し年配)が作ったものです。デンマーク人にとってøllebrødは「田舎のおばあちゃんが作ってた懐かしい食べ物」という感覚のようです。したがって、日常的にこれを食べてる人たちはたぶんもういないと思われます。



きゅうり

デンマーク Posted on Aug 16, 2016 17:29:11

デンマークでは子供たちが、学校でのお弁当として、または間食用にきゅうりを持って行くことがあります。子供たちはポリポリとそのまま丸かじりします。

しかし、デンマークのきゅうり、サイズがとても大きいのですsmiley

これを切って持って行く場合もあるのですが、ミニサイズも。


これでは大きさが分かりづらいかもしれませんが、ちょうど上のビールの缶ぐらいの長さ。
”skoleagurk”、つまり「学校用キュウリ(school cucumber)」と書かれています。
1本3クローネ、60円弱ぐらいでしょうか。
日本でお弁当にきゅうりが丸ごと、なんてなかなか無いかもしれませんが、こちらでは定番のようです。



クリスマス

デンマーク Posted on Dec 17, 2015 01:09:48

冬の最大のイベントと言えば、クリスマス。
一年で一番暗い時期でありながら、電飾のやわらかい光に心も和みます。

一方日本で「師走」と呼ばれるように、12月はデンマーク人にとってもバタバタ走り回る時期でもあります。

直訳すると「クリスマス・ランチ」と言われる忘年会に似たパーティが週末ごとに行われ、会社で、あるいは友達同士で間近に迫るクリスマス休暇に心躍らせながら一年の締めくくりをします。

普段は手紙なんて送らない人でもカードを書いたり、プレゼントを求めて店を梯子したり、クリスマス直前になれば食材の買い出し、お料理やお菓子の準備なども始まりますし、かなり慌ただしくなります。

週末ともなるとストロイエ(コペンハーゲンの歩行者天国、ショッピング・ストリート)は身動きが取れないほどの人出。皆いっせいにプレゼントを求めて街にくり出してきます。

そうやって買い求めるプレゼントですが、大抵は↓のようなシールが付いてきます。
(http://www.supersellers.dk/etikette-gra-bytte-1000-stk.htmlより、画像借用)

シールには「この商品は__(日付)までに交換することができます」と書かれています。
どういうことかと言うと、クリスマスにせっかくもらったプレゼントだけど、どうも気に入らない。そんな時にはシールに書かれた期日までにお店に商品をもってきてもらえれば交換しますよ、と言うことなんですね。
望んだものがもらえるなら嬉しいけれど、必ずしもそうとは限らない。そんなときには嬉しいシステムです。

ただ悲しいことに(?)、休暇の終わる正月明けには、交換を求める人でまたまた街がごった返すことになります。同時に新春セールも始まり、つい先週クリスマスプレゼント用に買ったものが、70%オフで売られていた、なんていうことも(笑)。

毎年このような光景が繰り返されるので、年末年始はどこの国でもバタバタするんだなぁと妙に感心させられるのでした。

…それでもきれいな電飾には癒されますね。(チボリ公園正面入り口)



選挙戦、真っ只中

デンマーク Posted on Jun 15, 2015 12:07:25

デンマークでは今週木曜日、6月18日におこなわれる国会総選挙に向けて
毎日のように選挙戦が繰り広げられています。

街中あらゆる所にポスターや巨大広告が貼られ、各政党への投票を促しています。
(写真は橋の欄干にずらっと貼られたポスター。日本のように選挙ポスター用のスペースが
設けられるのではなく、場所があればどこでもポスターが掛かってます。)


今回は現首相ヘレ・トーニング=シュミット(Helle Thorning-Schmidt。写真中央
のポスターが彼女。国会議事堂の入る建物クリスチャンスボー城前にて)が率いる
社会民主党と、前回の首相ラース・ルッケ=ラスムッセン(Lars Løkke Rasmussen)
率いるヴェンストラ(自由党)の戦いとなる模様。

若者から大きな支持を得ているEnhedslisten(エンヘズスリステン、赤緑連合。
社会民主党側に着く)の活躍も見逃せません。

デンマークの選挙は、日本と比べて高い投票率、女性議員の活躍、
そして比較的若い議員の活躍が特徴なのではないかと思います。
前回の投票率はなんと87.7パーセント(選挙権は18才から)。
女性の比率や年齢層に関してはポスターを見れば一目瞭然。
ちなみにEnhedslistenの代表者ヨハネ・シュミット=ニールセン(Johanne
Schmidt-Nielsenは31歳(女性)、首相ヘレ・トーニングは現在48歳です。

左派対右派、という構図ではありますが、年々両派が互いに近寄りつつあり
掲げている公約もところどころ非常に似通っていたりしていますが
選挙結果がどうなるのか楽しみです。(国会前の広場にテレビ局「TV2」の臨時スタジオが設置されてます。
連日、候補者や各党の代表者などを招いてここから特別番組が放映されています。)



カルチャーナイト

デンマーク Posted on Oct 11, 2014 14:36:18

毎年コペンハーゲンとお隣のフレデリクスベア市で行われるカルチャーナイト(Kulturnatten)。
どんな催しかと言いますと、、、
ほとんどの美術館、博物館、そして普段入ることのできない官公庁の建物から刑務所まで(!)一般公開される、一年に一度の文化祭なのです。カルチャー”ナイト”ということで開催は夜。17時から24時までです。

毎年大盛況の催しで、街中大人から子供まで多くの人で溢れかえります。金曜の夜だから、夜遅いのも気にしない!

街で売っているこのようなバッジを手に入れてつけるだけ。
一緒に売られているパンフレットには、どこで何が見られるかの情報が載っていて、催しの数なんと600以上!さらにこのバッジを付けていると、街の公共交通機関は翌日05時まですべて無料です。

多くの所でガイドツアーも組まれていて、その場所の歴史に触れることもできますし、省庁で働く職員さんや、市議会議員さんなんかとも直接気軽に話ができます。子供たちの質問にも喜んで答えてくれます。係りの人も楽しんで案内している様子。毎年つくづく良いイベントだなぁーと思います。



市議会選挙

デンマーク Posted on Nov 10, 2013 14:13:26

11月19日、デンマークにある98のコムーネ(市)と5つの地区の議会選挙が行われます。

街を歩いていると、いたるところに選挙ポスターが貼られています。
それを見ながら感じることなのですが、候補者が若い。
もちろんお年(?)の方もいらっしゃいますが、パッと見ると全体的にとても若い印象があります。

国会議員の平均年齢も40代半ばと言うこの国。
20代の議員さんも多く活躍されています。
若い時から政治に対する関心が高いんだなぁと感じさせられます。

貼られたポスターの一部です。民族もばらばらですね。



世界最大のコンテナ船

デンマーク Posted on Sep 30, 2013 12:59:54

コペンハーゲンの港に、突如現れたコンテナ船、マジェスティック・マースクです。

全長397m、横幅が59m、高さ73mと、ものすごい迫力。

船の持ち主は、デンマークに本社を置く世界で最も大きな海運会社、A.P.ムラー・マースク、

あるいは単純に「マースク」の名前でよく知られているかもしれません。

世界125国に拠点を置き、従業員数なんと11万人を超えるという巨大会社です。

韓国で製造され、世界を運航中。今回はプロモーションのため、コペンハーゲンに寄港したようです。

というのもコペンハーゲンの港、巨大コンテナ船が荷物を積み下ろしするには条件が不十分なんだそう。普段はユトランド半島にあるオーフスという町に停泊します。

約1週間の間、一般の人たちにも公開されていました。 こう見ると大きな工場かなんかが立っているようにも見えますよね。でも乗組員はたったの22名だそうです。



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